河原町のカフェ好き

京都・河原町のカフェについて探求するブログです。

河原町の起源

京都の河原町商店街は、時に歴史の舞台になったり、新しい文化の発信地として伝統と進化を重ね合わせてきました。今や河原町は京都のメインストリートとなっています。

 

河原町通りがいつ開通したのかは、現在もまだ明らかにされていませんが、中世の鴨川の防波堤「お土居」と並行している点から、豊臣秀吉の京都大改造後に開かれたのではないかと推察されています。幕末には東に武家屋敷、西には寺院が立ち並ぶ街になりました。明治時代には道路整備が行われて、ほぼ現在の河原町が形成されました。

 

1926年頃には今出川から塩小路通まで整備された京都市電の河原町線が開通しました。その後、商店が集まって、河原町は京都一の繁華街へと発展しました。1962年には、商店街振興組合を発足させて、河原町商店街全体の相互扶助の精神と個室の入れ替わりをうまく両立させて、メインストリートとして成長してきました。

 

今や日本だけでなく、世界中から注目されている「祇園祭」も河原町で行われています。1961年からは四条通から御池通りまで寺町通りを北上していた山鉾巡行の経路が川町通りを北へ上がるように改められました。1966年からは7月17日の前祭に合同化されていた後祭が2014年から復活巡行されることになり、2回の巡行が楽しめるようになりました。お祭りの期間中は日本のみならず海外からも数多くの観光客や見物客でにぎわっています。

 

現在も常に新しい文化を発信し続けている河原町。今後も多くの観光客が足を運ぶ場所であり続けて欲しいですね。